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この10月31日(金)から陶と布による「人形展 2008」を御案内します。
全国にて、夫婦ともに精力的に活動している鴨頭みどりと松永泰樹。
二人の作品には、若い頃に滞在したメキシコで触れた南米独特の異国情緒溢れる存在感があります。それは乾いた亜熱帯の大地とそこで暮ら す人々の祀りの対象としての、シンボリックなカタチのように思えるの です。
その一方で福島輝哲の人形は、まさに私たち日本人の持つ神的な心性を見事に彼独特の造形で表現しています。炎のエネルギーを土の荒々しさの奥に秘め、それでいて何処となく親しみを感じる妖怪たちの愛嬌ある眼の表情。
その圧倒的な存在感は遥か昔に私たちが持っていた土に対する原始的な信仰心を思い起こさせてくれる様に思います。
また、今井七重の生み出す布による創作人形たちはその背景に様々な物語を抱え、私たちに囁く様に静かに何かを語りかけてくれるような気がするのです。
晩秋に四者四様の人形達の共演です。
尚、11月2日(日)には作家も在廊いたします。
是非、御高覧ください。