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この9月26日(金)からは福本双紅の磁器と松本宜子の染織を御紹介します。
京都に生まれた福本双紅はその繊細な磁器の表情からは想像もできないパワフルで行動的な面を持っています。
京都芸大大学院を修了後、朝日現代クラフト展でグランプリを受賞するなどした後、2004年には五島記念文化財団の助成を受けてヨーロッパやアメリカなどを遊学し、世界の現代アートシーンを肌で感じ取って来ています。
そんな遊学中に福本双紅が出会ったのが、染織の勉強のためにロンドンへ留学していた松本宜子です。
彼女の作品は自然の色合いを丁寧に糸に染め付け、一本一本を繊細に織り込んで行くことで、布の持つ柔らかな表情を生み出すことに成功しています。
白磁の持つ硬質なイメージと色彩豊かな柔らかな布の共演は、正反対のようでいて、ヤジロベエのように絶妙なバランスでお互いを引き立て合い高め合い、より新鮮な姿を私たちに見せてくれる様に思います。
尚、9月27日(土)には作家も在廊いたします。
是非、御高覧ください。